Food and Drug Administration (アメリカ食品医薬局)    

1927年に食品・医薬品および農薬局 (Food, Drug, and Insecticide Administration)という特別法遂行機関として構成 (1930年には現在の名前に改称)されたアメリカで最も古い政府消費者保護機関です。 連邦政府機関として医療器具、家庭用器具、化学薬品、化粧品、食品添加物、食料品、医薬品等に対する安全基準 を作り、検査・テスト・承認等の業務を行います。

FDAの主要業務

テストを通過していない製品の販売を規制する事ができ、有害な製品の販売を中止させる為に必要な法的処置をとる 事ができます。また、訴訟を通じて有害な製品を押収、法規制に違反した会社を告発する事もできます。
連邦医薬品・化粧品法により安全基準と純度基準を思案し、工場に対する調査と法的な規制処置を施行、包装およ び商品の表示方法を根拠にして製品に対する正しい情報を規格に合わせて印すよう要求します。公衆衛生法によれ ば FDAはワクチンと血清に対する監督権を行使でき牛乳の殺菌、飲食店や宿泊施設に対する衛生検査も可能です。 また、放射能汚染から消費者を保護する為に思案した衛生、保険に対する放射線規制法によりX線、テレビ、電子レ ンジのような商品から発生しうる放射能も規制します。

FDA関連研究センター

* 食品安全および応用栄養センター(CFSAN; Center for Food Safety and Applied Nutrition)
アメリカ国内で消費されるすべての食品と化粧品に対する安全性を規制します。
食品は完全に純粋で衛生的な状態で生産された事を確認し、化粧品は不純物が混ざってなく単一 成分構成されしっかりとした管理がなされている事を保証する規制です。
毎年発生する食品安全事故の発生率を下げる為に有害成分を分析し統制する(※) HACCPシステム を導入、海産業から始まりすべての産業で実施させます。

※ HACCP( Hazard Analysis and Critical Control Point) は、加工業者が製品に危険をもたらす要素を分析し危険の 発生を防止します。また、こうした統制対策を監視し定期的に記録する制度です。

* 薬品および微生物センター(CDB; Center for Drugs and Biologics)
血液、ワクチン、治療剤を含めた微生物製品とそれらに関連した薬品および用具に対する規制 を通じて大衆の健康を保護・強化し、こうした製品に対する規制は純粋性、効率性、使用可能性等を科学や法律に基づいて確認します。

* 用具および放射線健康センター(CDRH; Center for Devices and Radiological Health)
放射線の多様で潜在的な危険性に基づき力学的な実験調査を行い、安全な放射線の使用を推奨し放射線を放出する用具や製品を評価できるようその測定方法と道具を開発します。
医療用具の安全と効能によって分類(classⅠ, classⅡ, class Ⅲ)し、販売前通報および承認を受けるようにし、放射線を放出する用具に対する実務標準を開発、不必要な放射線の露出防止の為に使 用指針をもうけ医療用具や放射線放出製品に対する正確な情報や根拠を消費者や製造業者に向 けて教育を施行します。

* 動物医療センター(CVM; Center for Veterinary Medicine)
動物用薬品や飼料の効果と安全性 (抗生剤の使用問題) の検査や動物から得られる食品安全の為の薬品および科学的残留物検査および動物の治療に使用される薬品の効能と安全性の評価をします。